Huawei X3 Proの全貌:アートルーターがWi‑Fi 7とPLCで家全体をつなぐ

Huaweiは、新型X3 Proを発表した。同社が初のアートルーターとして位置づけるこのモデルは、透明なシェルの内部に装飾的なミニチュア彫刻を収め、時間帯に合わせてライティングが変化して日の出を思わせる演出を生む。パッケージには、より柔らかな光を放つ小型の補助ルーターも同梱され、Huawei Smart Lifeアプリで制御できる。実用一点張りの箱から、空間の雰囲気づくりまで担う存在へと役割を広げた格好だ。

見た目だけでなく中身も今どきの家庭用ネットワークに合わせて仕立てている。メインユニットはRAM 512MB、ROM 128MBを搭載。2.4GHzで最大688Mbps、5GHzで最大2882Mbps、理論値の合計は3570Mbpsに達する。ポートは2.5Gbpsを2基(自動WAN/LAN切り替え対応)とギガビットを1基装備。拡張モジュールにも標準的なギガビットインターフェースを備える。

単体でのカバー範囲は約90㎡で、エクステンダーを加えると約120㎡まで拡張できるという。メイン筐体には、ミクロン精度の刻印が施された透明アンテナを含む6本のアンテナを内蔵。独自アルゴリズムにより接続機器への帯域配分を最適化し、混雑時でも速度のばらつきを抑える設計だ。

心臓部はHuaweiのLingxiaoチップ。4基の信号増幅器とWi‑Fi 7+の機能群が周波数帯のスムーズな切り替えを後押しする。さらにPLC 3.0に対応し、既存の電力線を用いてメインユニットが最大15台の追加ノードと連携可能。階をまたぐと電波が弱まりがちな多層住宅では頼もしい選択肢になる。

機能面では、デュアルバンドローミング、IoT機器向けの専用チャネル、ゲストネットワーク、ペアレンタルコントロール、WPA3、HomeSecによる保護をカバー。冷却は第2世代の機構とシャークフィン形状のファンを採用し、ゲーム向けにはGame Turboモードも備える。

価格はメインルーターが1,299元、補助モジュールが799元、セットが1,999元。性能と表現力あるデザインを両輪に据えたX3 Proは、ホームネットワーク市場での同社の挑戦の中でもひときわ大胆な一歩に映る。