Huawei Mate X7発表まとめ:IP58/59耐性、Kirin 9030 Proと望遠刷新、5600mAh搭載
Huaweiの新型フォルダブルMate X7が登場。IP58/59の防じん防水、Kirin 9030 Pro、可変絞りメインと新5000万画素望遠、8型LTPO、5600mAhと66W/50W充電、HarmonyOS 6や衛星通信に対応。価格と発売日も解説。薄型化や8/6.49型OLED、可変120Hzもチェック。
Huaweiの新型フォルダブルMate X7が登場。IP58/59の防じん防水、Kirin 9030 Pro、可変絞りメインと新5000万画素望遠、8型LTPO、5600mAhと66W/50W充電、HarmonyOS 6や衛星通信に対応。価格と発売日も解説。薄型化や8/6.49型OLED、可変120Hzもチェック。
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Huaweiが新型フォルダブル「Mate X7」を発表。昨年のMate X6から着実に手が入り、特に環境耐性の強化が目を引く。防じん・防水に加え、強力な噴流水にも耐えるIP58およびIP59に対応。さらにKirin 9030 Proチップセット、刷新された望遠カメラ、そして大容量バッテリーを採用し、実用性とタフさを一段押し上げてきた。
もともとコンパクトだったMate X6に比べても、X7はさらにスリム。閉じた状態で9.5mm、開くとわずか4.5mmだ。重量も4g軽量化しつつ、剛性の高いアルミフレームは健在。無理な薄型化ではなく、手当ての行き届いたダイエットという印象だ。
ディスプレイはわずかに拡大。外側は6.49インチでアスペクト比20.4:9、内側のメインは8インチで8:7.3。いずれもLTPO OLEDで、1〜120Hzの可変リフレッシュレートと1440Hzの高周波PWM調光に対応する。滑らかさと目に優しい制御の両立を狙った組み合わせだ。
カメラ構成も強化された。5000万画素のRYYBメインはf/1.4〜4.0の10段可変絞りを備え、そこに新しい5000万画素の望遠(f/2.2、3.5倍光学ズーム)が加わる。3つ目は4000万画素の超広角。セルフィーはカバー側と内側ディスプレイ側にそれぞれ800万画素を用意し、シーンに応じて柔軟に構えられる。
心臓部にはMate 80ラインと同じフラッグシップ基盤であるKirin 9030 Proを搭載。暫定仕様ではARMv8の9コア構成(1+4+4、2.75GHz+2.27GHz+1.72GHz)とされる。メモリはRAMが12〜20GB、ストレージは256GB〜1TBまで揃い、重めのマルチタスクにも余裕が生まれる。
電源はシリコンカーバイドベースのデュアルセルで総容量5600mAh。充電は有線66W、ワイヤレス50Wをサポートする。中国向けモデルはHarmonyOS 6を搭載し、衛星通信にも対応。エネルギー周りの余力と充電の柔軟性は、折りたたみの日常使いを後押ししそうだ。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、パープル、レッド。価格は12GB/256GBが12,999元(約$1,830)から、最上位の20GB/1TBが17,999元(約$2,534)。中国での販売開始は12月5日。スペックと仕立てを見れば、Mate X7がウルトラプレミアム帯を狙う一台であることは明らかだ。