Qualcomm、Snapdragon 8 Gen 5発表。AI性能46%向上でミドル価格帯に本格投入

QualcommがSnapdragon 8 Gen 5を正式発表。最上位のSnapdragon 8 Elite Gen 5をより手に取りやすくした位置づけながら、中核技術の多くを受け継ぎ、ミドルプライス帯の端末にも本格的なハイエンド性能を持ち込む。仕様を見る限り、単なる廉価版にとどまらない作りだ。

3nmプロセスで製造される本チップは、第3世代のQualcomm Oryonコアを搭載。3.8GHzの高性能コアを2基、3.32GHzで動作する6基のコアを組み合わせる。同社によれば、Snapdragon 8 Gen 3比で計算処理は36%、グラフィックスは11%、AIは46%向上し、電力効率も改善したという。分野横断での底上げが進み、とりわけAIの伸びが今後の焦点を物語る。

グラフィックスはAdreno 840が担当し、Frame Motion Engine 3.0に対応。Elite版と異なり、Adreno High Performance Memoryモジュールは省かれた。一方で、Hexagon NPUはAIワークロードで46%高速化し、ローカルでのマルチモーダル処理をサポートする。さらに、Qualcomm Spectraイメージシグナルプロセッサと、Snapdragon 8 Eliteと同じX80 5Gモデムを統合しており、接続面での妥協はほとんど感じさせない。

Snapdragon 8 Gen 5を初採用するスマートフォンはOnePlus Ace 6T(OnePlus 15R)。このあとiQOO、Motorola、vivoのモデルも間もなく続く見込みで、主要ブランドへの展開は早そうだ。