Intel Nova LakeのbLLCはKシリーズ限定採用、435Kに144MB—NPU統合で最大60%向上の見通し

Intelの次期Nova Lakeプロセッサに関する新情報が浮上した。リーカーのJaykihn氏によれば、最終レベルのbLLCキャッシュは当初の観測とは異なり、Kシリーズに限って搭載されるという。ラインアップ全体へ一律導入するのではなく、まずは熱心なユーザー層に的を絞る狙いが見えてくる。

以前はCore Ultra 5の一部にbLLCが載るとの見方があったが、同氏は具体的にCore Ultra 5 435Kと指摘。暫定構成はパフォーマンスコア8基と効率コア12基で、bLLCは144MBを備える見通しだ。AMDの3D V-Cacheに相当する位置づけを意識した格好だろう。

実装面では、Foveros Direct 3Dインターフェイスを使うサーバー向けのClearwater Forestと重なる可能性があるという。こうした積層は統合度を高め、コンピュートタイルがヒートスプレッダに直接接することでオーバークロックもしやすくなる余地がある。設計がサーバー技術をなぞるなら、チューニング重視のKシリーズに合わせた打ち出し方として筋が通る。

また、bLLCモジュールを2段重ねにしたバージョンは開発していないとも伝えられる。一方で、うわさではAMDが両CCDに拡張3D V-Cacheを搭載したRyzen 9 9950X3D2を準備し、合計192MBに達するとされる。Nova Lakeがこの種のキャッシュを民生向けに初採用する節目であることを踏まえれば、Intelがまずは慎重に立ち上げる判断は理解しやすい。

Nova Lakeは現行のArrow Lake世代に比べ、マルチスレッド性能で最大60%の向上が見込まれている。さらに、デスクトップとしては初めてNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を統合し、省電力志向のLPEコアも採用する見通しだ。これはPanther Lakeで見られる流れに近く、大容量キャッシュ志向の設計と内蔵AI加速を両立させる方向性が一段と鮮明になってきたことを示している。