ファーウェイがMate 80シリーズ向け液冷ケース発表 299元・マイクロポンプ搭載で自動冷却

ファーウェイはMate 80、Mate 80 Pro、Mate 80 Pro Max向けの新しい液冷ケースを発表した。デザインを刷新し、価格は299人民元。見た目はすっきりしつつ、中身はしっかりと手が入っている印象だ。

従来のMate向けアドオンと違い、今回は冷却システムとマイクロポンプをケースに直接組み込んだ一体型シェルを採用。統合度を高めることで、ゲームなど負荷の高いアプリを長時間使っても温度を抑えやすくする狙いだ。発熱対策を構造から見直したのは理にかなっている。

ケースは極薄で透明。背面には閉ループの冷媒循環を見せる「テクノロジーウィンドウ」を備える。マイクロポンプを含む高精度モジュールと吸熱層の組み合わせにより、熱を素早く逃がして端末温度を下げる設計だ。エンジニアリングの見どころを視覚的に伝えつつ、余計な厚みを生まないバランスが好ましい。

インテリジェントコントローラーが端末の温度や使用状況に応じて冷却のオン/オフを自動制御するため、ユーザーが設定をいじる必要はない。電力はスマートフォン本体のリバースワイヤレス充電でまかなわれ、ケーブル不要という使い勝手の良さも光る。

製造はファーウェイの自社施設で、カメラや各種コントロールの開口まで端末に合わせて精密に仕立てられている。装着時の一体感にも期待が持てそうだ。