vivo S50/S50 Pro Miniのスペック・特徴・発表日まとめ

vivo S50シリーズの全体像が少しずつ輪郭を帯びてきた。vivoはWeiboでティザーを連投し、まもなく登場するvivo S50とS50 Pro Miniの刷新されたルックを見せている。公開された画像は練り直されたデザインを映し出し、Pro Miniのハードウェアの一端も匂わせる。発売日の明言はないものの、あるWeibo投稿ではシリーズの発表が12月15日になるとされ、実質的に日程が示された格好だ。

関係筋の情報によれば、vivo S50は6.59インチのOLEDディスプレイを備え、120Hz駆動と1.5K解像度に対応する見込み。さらに、Snapdragon 8s Gen 3と最大16GBのRAMを搭載した個体がGeekbenchのデータベースに姿を見せている。

メモリーはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.1とvivoが正式に明言しており、狙いはアッパーミッドレンジに据えられている。インカメラは5000万画素、背面はペリスコープ望遠を含むトリプル構成で、望遠には5000万画素のSony IMX882が使われる見通し。ソフトはAndroid 16にOriginOS 6という噂があり、充電は90Wの急速対応とされる。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、パープルの4色だ。

標準モデルと違い、S50 Pro Miniはすでに一部仕様が公式に明かされている。6.31インチのAMOLED、最大16GBのLPDDR5XとUFS 4.1を備え、心臓部には新しいSnapdragon 8 Gen 5を搭載。フラッグシップの境界線に踏み込む構成だ。

メインカメラは高感度のVCSセンサーを中心に、超広角に加えてペリスコープのSony IMX882を組み合わせる。前面には歪み補正処理に対応した5000万画素カメラ。6500mAhのバッテリーは有線90W、ワイヤレス40Wの充電に対応する。超音波式指紋認証2.0、防塵防水のIP68/IP69、リニアモーターによるキレのある触感フィードバックなど、細部の装備もよく練られている。

両モデルを合わせて見ると、今季のvivoで最も注目を集めそうなシリーズの一つに育ちつつある。写真機能と持久力を推す姿勢は明快で、フラッグシップ級のパフォーマンス志向もにじむ。紙の上のスペックだけでもバランスは良好で、実直なカメラハード、たっぷりのバッテリー、スピード志向のチップという三拍子がそろっている。