https://pepelac.news/ja/posts/id15968-bu-gaming-ruxin-fa-xiang-supi-ka-deng-chang-fabric-speaker-portablenoshi-li-rou-rakasatoshe-zhi-zi-you-du-gamei-li
布が鳴る新発想スピーカー登場|Fabric Speaker Portableの実力―柔らかさと設置自由度が魅力
布が鳴るFabric Speaker Portableとは?Sensia Technologyの布製スピーカー最新動向
布が鳴る新発想スピーカー登場|Fabric Speaker Portableの実力―柔らかさと設置自由度が魅力
Sensia Technologyの布製スピーカー「Fabric Speaker Portable」を詳説。布全体が発音し、薄く軽く曲げられる新体験。68dBの音量や設置自由度、壁掛けや枕の下での使い方、音質の課題まで解説。テキスタイルデザインになじみ、無線接続モジュール内蔵。スイートスポット不要の聴き方を提案。日本発の注目ガジェット。
2025-12-15T11:42:21+03:00
2025-12-15T11:42:21+03:00
2025-12-15T11:42:21+03:00
日本発のユニークな発明が登場した。布全体が鳴るスピーカーだ。Sensia Technologyが手がけた「Fabric Speaker Portable」は、2018年に産業技術総合研究所で開発されたフレキシブルエレクトロニクスを土台にしている。研究室で磨かれた技術が、ようやく実用的なコンシューマー製品として形になった格好だ。これは従来のようにドライバーを内蔵するタイプではない。音の源はテキスタイルそのもの。柔らかな導電性ファイバーを織り込み、コンデンサーのような構造を作り出している。音声信号を与えると、表面全体がかすかに振動して音波を発する仕組みだ。このアプローチのおかげで、薄く軽く、そして柔らかいまま。曲げたり、壁に掛けたり、広げて使っても、電子部品を傷める心配は小さい。同社によれば、枕や家具の内部に隠したスピーカーのように一点から鳴るのではなく、布全体が発音体として機能するという。いわゆる“スイートスポット”を探す必要がないのは気が楽だ。壁にタペストリーのように吊るすのもよし、枕やシーツの下に忍ばせて横になりながら聴くのもいい。ガジェット然とした存在感は薄く、テキスタイルデザインの延長にある佇まいが、むしろ魅力を引き立てている。布の端に取り付けられた小さなプラスチック製モジュールに、無線接続機能や電源を含む電子回路が収まる。公表値では、単体で最大68デシベル、2台で最大71デシベルに達するとされ、近くの掃除機や脱水中の洗濯機におおむね匹敵するレベルだ。一方で、音質に関する詳細はまだ明かされておらず、検討中の人には気になるところだろう。仮に細かな表現力が確保されていたとしても、聴こえ方は設置場所や使い方に大きく左右されそうだ――とりわけ枕や衣類の下に忍ばせる場合はなおさら。現時点での惹きは、柔軟な形状がもたらす使い勝手と、部屋の中で“音をどこに置くか”という新しい提案にあるように思える。
布スピーカー,Fabric Speaker Portable,Sensia Technology,フレキシブルエレクトロニクス,テキスタイルスピーカー,布製スピーカー,壁掛けスピーカー,枕の下,68デシベル,無線接続,モジュール,スイートスポット不要,薄型軽量,日本発,コンデンサー構造,導電性ファイバー,タペストリー
2025
news
布が鳴るFabric Speaker Portableとは?Sensia Technologyの布製スピーカー最新動向
Sensia Technologyの布製スピーカー「Fabric Speaker Portable」を詳説。布全体が発音し、薄く軽く曲げられる新体験。68dBの音量や設置自由度、壁掛けや枕の下での使い方、音質の課題まで解説。テキスタイルデザインになじみ、無線接続モジュール内蔵。スイートスポット不要の聴き方を提案。日本発の注目ガジェット。
日本発のユニークな発明が登場した。布全体が鳴るスピーカーだ。Sensia Technologyが手がけた「Fabric Speaker Portable」は、2018年に産業技術総合研究所で開発されたフレキシブルエレクトロニクスを土台にしている。研究室で磨かれた技術が、ようやく実用的なコンシューマー製品として形になった格好だ。
これは従来のようにドライバーを内蔵するタイプではない。音の源はテキスタイルそのもの。柔らかな導電性ファイバーを織り込み、コンデンサーのような構造を作り出している。音声信号を与えると、表面全体がかすかに振動して音波を発する仕組みだ。このアプローチのおかげで、薄く軽く、そして柔らかいまま。曲げたり、壁に掛けたり、広げて使っても、電子部品を傷める心配は小さい。
同社によれば、枕や家具の内部に隠したスピーカーのように一点から鳴るのではなく、布全体が発音体として機能するという。いわゆる“スイートスポット”を探す必要がないのは気が楽だ。壁にタペストリーのように吊るすのもよし、枕やシーツの下に忍ばせて横になりながら聴くのもいい。ガジェット然とした存在感は薄く、テキスタイルデザインの延長にある佇まいが、むしろ魅力を引き立てている。
布の端に取り付けられた小さなプラスチック製モジュールに、無線接続機能や電源を含む電子回路が収まる。公表値では、単体で最大68デシベル、2台で最大71デシベルに達するとされ、近くの掃除機や脱水中の洗濯機におおむね匹敵するレベルだ。
一方で、音質に関する詳細はまだ明かされておらず、検討中の人には気になるところだろう。仮に細かな表現力が確保されていたとしても、聴こえ方は設置場所や使い方に大きく左右されそうだ――とりわけ枕や衣類の下に忍ばせる場合はなおさら。現時点での惹きは、柔軟な形状がもたらす使い勝手と、部屋の中で“音をどこに置くか”という新しい提案にあるように思える。