Google Geminiのローカル検索が地図中心に進化。絵文字ピンとカード表示で素早く比較

Google Geminiアプリがローカル検索を大きく見直した。長いテキストに頼るのではなく、視覚情報を主役に据え、チャットのなかにGoogle マップをどんと配置する作りに変わった。

これまでのように冗長な説明が続き、画面の下に小さな地図が添えられる構成から一転し、今はまず地図が出てくる。ピンの見た目も同じではない。おなじみの赤いマーカーの代わりに、カフェや公園、レストランといった場所の種類がひと目でわかる絵文字が使われるようになった。

各候補はカード形式で表示され、写真、評価、そしてレビューで頻繁に言及される強みや特徴を短く要約して示す。すべてがGeminiの画面内で完結し、わざわざGoogle マップを別に開かなくても要点がつかめる。

Geminiのチームは、このアプローチによって、まず位置関係を把握し、それから詳細に入れるため、より素早く状況をつかめると説明している。旅行の計画にも、近場での思いつきの検索にもそつなく効く実用的な刷新だ。地図が先に目に入るだけで、行き先の絞り込みがいっそう具体的になる。