Galaxy Z Flip 8、2nm Exynos 2600採用の可能性と薄型化の噂

Samsungが折りたたみ戦略をまた塗り替えようとしている。関係者の話では、次期Galaxy Z Flip 8には2nmプロセスのExynos 2600が搭載される可能性が高いという。これが実現すれば、クラムシェル型としては初めて、このクラスの最先端チップを積む一台になる。

方針転換はGalaxy Z Flip 7で始まった。シリーズで初めてSnapdragonを採用しないモデルで、それまでは2020年の初代から一貫してQualcomm製シリコンに頼ってきた。プレミアム機でも自社チップで勝負する、という自信がにじむ。

Exynos 2600はごく最近お披露目されたばかりで、Galaxy S26およびS26+への採用も見込まれている。一部のExynos搭載S26は地域限定になる可能性があるという。一方でFlip 8では、このチップを中核に据える構えだ。性能と電力効率の向上を強調しており、コンパクトな折りたたみ機でこそ効いてくる優先事項といえる。

シリコン以外でも、筐体のスリム化が進むかもしれない。厚みを削る設計を採る計画が漏れ伝わっており、その発想はGalaxy Z Fold 7でのアプローチに近いとされる。

発表時期は例年どおりの夏、2026年7月ごろが有力視されている。仕様はまだ公式には固まっておらず変更の余地もあるが、情報筋の見方は一致している。SamsungはFlipシリーズの長期的なプラットフォームとしてExynosを本気で検討しており、この戦略が奏功するかは、2nmチップが発売後にどこまで力を発揮するかにかかっている。期待は高まる一方で、最終評価を決めるのは実機の仕上がりだ。