One UI 8.5 Beta 2の変更点まとめ:安定性強化と不具合修正

Samsungは、One UI 8.5の第2弾ベータ版(ビルドZYLH)を準備している。ファームウェア自体はまだ配信されていないものの、ブロガーのTarun Vats氏を通じて変更点の一覧がオンラインで明らかになった。今回の内容は目玉機能よりも磨き込みに軸足を置き、システムの安定性と日常の不具合修正を優先している。

開発陣は、起動時にクイック設定パネルの初期化が正しく行われない不具合に対処し、トグルメニュー内のアイコンの間隔や配置も見直した。ギャラリーの挙動も手直しされ、フォルダーにまとめた写真がアルバムの最初のページへと不意に戻ってしまう現象は解消される。

通話の信頼性も向上する。通話中にその他メニューをタップした際のインターフェースのもたつきがなくなり、車載システムとのBluetooth利用時に発生していた音声の不具合を解消。音量アップボタンが反応しないケースも修正された。さらに、まれながら厄介な突然の再起動にも手が入っている。

そのほか全体の安定化にも手が入った。One UI 8.5 Beta 2では、複数のサードパーティ製アプリが強制終了に追い込まれる事例を減らし、内蔵コンポーネントの更新で一段と足場を固めている。これらの修正を含むベータ版はまもなく配信される見込みで、最終版の仕上がりをより堅実なものにする布石となりそうだ。ベータの今は、徹底した磨き込みに重心を置くのがやはり得策だ。