Xiaomi Buds 6が正式発表:Harmanチューニング、空間オーディオとAI機能

Xiaomiがフラッグシップの完全ワイヤレスイヤホン、Xiaomi Buds 6を正式発表した。人気のBudsシリーズを継ぐモデルで、ルックスはよりプレミアムに、できることは広がり、音は一段とクリーンに。中国のエレクトロニクス大手とHarmanが共同でチューニングを手がけており、華やかなギミックよりも原音忠実な再現を狙う意図がうかがえる。

カラーバリエーションはNebula Purple、Pearl White、Titanium Gold、Moon Shadow Blackの4色。片側4.4gと軽く、バイオニック形状のシェルでより外れにくく快適な装着感を目指している。目玉のハードは金メッキの3磁石アコースティックシステムで、最大2.1Mbpsの音声データ伝送に対応。Harmanによるチューニング(Harman United Tuning)は、周波数バランスの正確さとディテールの向上を狙い、スペック上は明瞭さと質感の両面を底上げしてくれそうだ。

Xiaomi Buds 6は通話時のノイズを抑える3基のマイクを備え、空間オーディオにも対応。AI翻訳、音声の書き起こし、同時翻訳、自動要約といったスマート機能も揃えた。中国では699人民元で販売が始まっており、このセグメントでは機能の詰まり方が際立つTWSに入る。洗練された音に実用的なAIの付加価値を求めるリスナーに、手堅く応える一台だ。