サムスンがスマートテレビ向けGoogleフォトを発表、AI編集とVision AI連携で大画面が個人アルバムに

サムスンはスマートテレビ向けにGoogle フォトを提供すると発表した。テレビ向けプラットフォームで同サービスが正式なアプリとして登場するのは初めてだ。注目すべきは、Android TVでさえまだネイティブ対応がなく、結果的にサムスンがグーグル自身のエコシステムよりも一歩先んじる形になっている点だ。

展開は2026年から段階的に始まる。第1弾のMemoriesは3月に対応するサムスン製テレビに配信予定。人物や場所、意味のある出来事を手がかりに写真を自動でまとめてストーリー化し、リビングのテレビを広々とした個人アルバムへと近づける。大画面が家族のハブに寄っていく手触りがある。

2026年の後の段階で、Create with AIも利用可能になる。Nano Banana(ナノバナナ)ツールを含み、AIによる写真編集、テーマ別テンプレートの適用、Remixエフェクトの追加までをテレビだけで完結できる。スマホやPCを介さずに大画面で細部を詰められることは、テレビを受動的なディスプレイから引き上げようとする動きを示している。

その後は、Personalized Resultsが加わり、テーマや特定の思い出ごとに整理されたスライドショーを届ける。これらの機能はすべて、サムスンのテレビ内蔵AIアシスタントであるVision AI Companion(ビジョンAIコンパニオン)と深く統合される。

要するにサムスンは、AIとグーグルのサービス連携をてこに、個人メディアを扱う中心機器としてテレビを位置づけようとしている。パートナーブランドがテレビ向けのグーグル製アプリを先行導入するのは、やはり珍しい展開だ。