AYANEO Pocket PLAY発表—Xperia Play譲りのスライド式ゲームスマホ

AYANEOが「Pocket PLAY」を正式に発表した。伝説のXperia Playに着想を得ながら、いまの基準で作り直したスマートフォンだ。スライド式のゲームコントローラーを備え、握り心地にも配慮。登場の時点で、モバイルゲームに狙いを定めたプロダクトだとはっきり伝わる。

ディスプレイは6.8インチのOLEDで、解像度は2400×1080、リフレッシュレートは165Hz。初代Xperia Playを大きく上回る表示性能で、カクつきのない滑らかなプレイをねらっている。スライダーの下には物理ボタンと方向キー、タッチ式パネルを配置。前面カメラはベゼルに収めて画面の没入感を損ねず、背面にはデュアルカメラを搭載する。ただし重心はあくまで撮影ではなくパフォーマンスだという割り切りが読み取れる。

Pocket PLAYはアクティブ冷却を採用。Snapdragon 8 Eliteクラスのハイエンドチップでも安定性を保つための選択だ。こうした方向性から、端末は“携帯できる本格ゲーム機”として成立することを目指しているのが見て取れる。詳細な仕様と価格はまだ明らかにされておらず、発売は2026年初頭を予定しているという。すでに、過去15年でXperia Playに最も近い精神的後継と評されており、その形と優先順位を考えれば納得の表現だ。