家庭で高血圧リスクと血糖バランスを見抜くWithings「Body Scan 2」の新機能と発売情報

2026年のCESで、Withingsはスマート体重計「Body Scan 2」を公開した。同社によれば、自宅にいながら重篤な心疾患リスク、なかでも高血圧の兆候を見極められるという。床置きのスケールに伸縮式ハンドルを組み合わせ、約90秒で全身をスキャンする仕組みだ。家庭用機器としては野心的な設計だと感じる。

Body Scan 2は60項目以上のバイオマーカーを解析し、その一部はコンシューマー機器では初めての指標とされる。目玉はカフ不要の高血圧リスク評価で、血管の健康状態や血圧上昇の可能性を専用AIモデルで推定する。高血圧が脳卒中の大きなリスク要因であることを踏まえると、カフレスでここまで踏み込むのは使い勝手の面でも強みになりそうだ。

家庭用スケールとしては初めて、血糖バランスの乱れを示す機能も備え、早期の糖尿病サインを捉える糸口になり得るという。さらにインピーダンス心臓計測(impedance cardiography)に対応し、心臓がどれだけ効率よく血液を送り出しているか、その効率に影響し得る要因まで推定する。

Withingsは、同社の多くのアルゴリズムや計測が臨床的に検証されており、ストレスや座りがちな生活、睡眠や食生活の乱れといった“静かなダメージ”を、悪化する前に捉えることを狙っていると説明する。さらに、全体的な傾向や生活習慣の見直しがもたらす影響を示す「Health Trajectory」指標も生成。数値の羅列に終わらせず、変化の方向性まで示す発想は実務的だ。

連携面ではWi‑FiとBluetoothに対応し、Android Health Connect経由でFitbitなどのサービスとも統合できる。バッテリー駆動は最長15カ月。発売は2026年第2四半期で、価格は599ドル。前モデルより100ドル高い価格設定だが、機能強化を考えれば強気でも不自然ではない。