TCL CSOTがCES 2026で示した次世代ディスプレイの全貌—テレビ、車載、モバイル、XRまで
CES 2026でTCL CSOTが発表した次世代ディスプレイを総まとめ。98型HVAの1.8万ゾーンやBT.2020 96%色域、車載スライドOLED、Natural Light認証、PFASフリー、目に優しいフルスペクトルや可変リフレッシュ、XR高PPIやMicro LED、AI活用まで詳報。
CES 2026でTCL CSOTが発表した次世代ディスプレイを総まとめ。98型HVAの1.8万ゾーンやBT.2020 96%色域、車載スライドOLED、Natural Light認証、PFASフリー、目に優しいフルスペクトルや可変リフレッシュ、XR高PPIやMicro LED、AI活用まで詳報。
© TCL
CES 2026で、TCL CSOTは「A Boundless Future for Displays」を掲げ、次世代ディスプレイ技術の幅広いラインアップを一挙公開した。発表の焦点は、より鮮明な画質、目の快適さ、エネルギー効率、環境配慮素材、そして果敢なAI活用。これらを貫くのが、ユーザーの快適性と持続可能性を中心に据えるAPEXの思想だ。単なる流行追随ではなく、何を重視するのかがはっきり伝わる構成だった。
注目作の一つは、独立RGBバックライト制御を備えた98インチのHVA Ultra Infinity Viewテレビ用パネル。ローカルディミングは1万8000ゾーン超、色域はBT.2020を96%以上カバーするという。さらに、自動車向けとして世界初となる、スライド式の多曲面デザインを採用したOLEDスクリーンも展示。16インチ相当から拡張して28インチ表示となり、10万回超のスライドに耐える設計だ。
同社は目の保護にも力を入れる。世界初のNatural Light認証を取得したOLEDスマートフォン用ディスプレイや、自然光に近いフルスペクトルのバックライトを採用したモニターを投入。TCL CSOTによれば、長時間の作業や視聴でも目の負担を実感レベルで抑えられるとしている。
サステナビリティの面では、いわゆる「永遠の化学物質」を避けたPFASフリーのノートPC向けディスプレイを初披露。また、1〜120Hzのゾーン別可変リフレッシュに対応するタブレット向けOLEDパネルも公開し、動きの滑らかさを損なわずに最大25%の省電力化を狙う。
XR分野に向けては、記録的な画素密度のディスプレイを実演。Real RGBのG‑OLEDで1,512ppi、さらに5,000ppiを超える小型Micro LEDも示した。これらの発表を束ねて見ると、AIの組み込みや環境配慮、そして人を中心に据えた設計が、テレビから車載、モバイル、XRまで一貫している。奇をてらった小ネタの寄せ集めではなく、進むべき方向をきちんと描いたラインアップと言える。