ソニーLinkBuds Clip WF-LC900、開放型デザインで周囲の音を自然に通す

ソニーが新たなオーディオ製品を発表しようとしているが、その内容はブランドファンの期待とは大きく異なるものになりそうだ。フラッグシップモデル「WF-1000XM6」の登場を待ち望む声もある中、同社は2026年1月21日に全く別のモデルを公開する。それがワイヤレスイヤホン「LinkBuds Clip」、型番WF-LC900だ。この情報は、以前公開され後に削除されたソニーのティーザーで示唆されており、「新しい聴き方」が謳われていた。

LinkBuds Clipは、開放型デザインと周囲との関わりを重視するLinkBudsシリーズに加わる。ソニー初の「クリップ」形式のイヤホンで、軽量なフックで耳の後ろに装着するオープンイヤータイプとなり、外部音を自然に通す。日常使いや散歩、会話など、周囲の状況を把握しながら使う場面を想定している。

入手可能な情報によると、このイヤホンはBluetoothを搭載し、2台のデバイスへの同時接続に対応。360 Reality Audioによる空間音響や、サウンドのパーソナライゼーション機能も備える。通話には2つのマイク、音声振動センサー、AIアルゴリズムを用いた音声強調システムを採用。音声増幅モードや音漏れ低減モードも用意されるという。

バッテリー駆動時間は、単体で最大9時間、充電ケースを含めると最大37時間。急速充電機能により、わずか数分の充電で約1時間の再生が可能だ。耐水・耐汗性能はIPX4等級を予定。タッチ操作、適応音量調整、専用アプリによるイコライザー設定もサポートされる。

LinkBuds Clipの価格は200ユーロ前後と見込まれ、シリーズ他モデルと同水準だ。この新製品は、スタイリッシュで軽量なオープンイヤーイヤホンのニッチ市場を狙うソニーの試みと言える。最大の遮音性ではなく、快適さと「開いた」聴取体験を重視し、一日中使い続けられることを目指している。