サムスンExynos 2700プロセッサのリーク情報とベンチマーク結果
サムスンの次期フラグシッププロセッサExynos 2700の初期情報が公開。10コアアーキテクチャとXclipse 970 GPUで性能向上が期待される詳細を解説します。
サムスンの次期フラグシッププロセッサExynos 2700の初期情報が公開。10コアアーキテクチャとXclipse 970 GPUで性能向上が期待される詳細を解説します。
© RusPhotoBank
サムスンの次期フラグシッププロセッサ「Exynos 2700」の初期情報がオンラインで明らかになった。このチップはGeekbenchのデータベースに登場しており、まだ予備的なテスト段階ではあるものの、公開されたデータからはサムスンが次世代プラットフォームで目指す方向性がうかがえる。
リーク情報によると、Exynos 2700は珍しい10コアアーキテクチャを採用する。プロセッサは2.30GHzで動作する1つの高効率コア、2.40GHzの4コアクラスター、2.78GHzの単独パフォーマンスコア、そして2.88GHzの別の4コアクラスターで構成されている。この構成は、従来の8コア設計と比べて、より柔軟なワークロード分散が可能であることを示唆している。
グラフィックスはサムスンXclipse 970 GPUが担当しており、Geekbenchの結果からはすでに顕著な性能向上が見て取れる。OpenCLテストでは、このグラフィックスアクセラレーターが15,618ポイントを記録しており、サムスンがゲーム分野やグラフィックス集中型アプリケーションにおいて本格的な野望を持っていることがわかる。テストデバイスはAndroid 16を搭載し、12GBのRAMを備えていた。
興味深いことに、ベンチマークには「S5E9975 ERD」という内部名称のサムスンデバイスが記載されており、これは市販スマートフォンではなくエンジニアリングサンプルであることを示している。このことから、現段階は非常に初期のテストフェーズであり、最終的なクロックスピードや構成、性能は公式リリースまでに変更される可能性があると確認できる。
それでも、Exynos 2700はすでにサムスンにとって重要な一歩となりそうだ。特に同社がフラグシップ分野における自社チップの競争力回復を目指していることを考えると、この動きは注目に値する。新プロセッサの能力については、追加のテストやリーク情報が登場するにつれてより明確になるだろうが、今回のGeekbench初登場は間違いなく注目すべき出来事と言える。