Googleの南半球デジタル接続性向上プロジェクト「アメリカ・インド・コネクト」

Googleは、南半球のデジタル接続性を向上させるため、4大陸にまたがる大規模なインフラ構想を発表した。「アメリカ・インド・コネクト」と名付けられたこのプロジェクトでは、北米、アジア、オーストラリア、アフリカを結ぶ新しい海底ケーブルと陸上光ファイバー回線の敷設が行われる。同社はこの取り組みを通じて、世界のネットワーク容量と耐障害性を大幅に強化することを目指している。

この構想は、Googleが以前に表明していた、インドにおけるAIインフラ開発への5年間で150億ドルの投資の一部を構成する。同社は、データ伝送ネットワークの拡大が、デジタル化の加速だけでなく、いわゆる「AI格差」を防ぐためにも重要だと強調している。接続性が限られる国々は技術進歩で遅れをとるリスクがあるからだ。

重要な要素となるのは、インド東海岸のビシャーカパトナムに新設される国際ケーブルハブだ。そこから、シンガポール、南アフリカ、オーストラリアへの回線が計画されている。これらのルートは既存の海底システムと統合され、米国と南半球諸国との間の代替的な大容量データ回廊を形成する。追加の回線はムンバイとオーストラリアを結び、経路の冗長性とトラフィック分散を強化する。

インフラ開発と並行して、Googleは教育プログラムも開始する。インドのiGOT Karmayogi構想と提携し、同社は全国で2000万人以上の公務員を訓練するためのクラウドプラットフォームを提供する。AIを活用して教材をデジタル化し、18以上の言語で指導を支援する計画だ。

Googleは、新しいケーブルルートと教育への取り組みが、インドのデジタルハブとしての地位を強化するだけでなく、アフリカやオーストラリアの接続性ギャップにも対応すると見込んでいる。このプロジェクトは、グローバルなインターネットインフラを南半球に向けて再分配する、最大規模の一歩となる可能性がある。