Google AI Overviewによる検索トラフィックの急減とテクノロジーメディアへの影響

西側のテクノロジー系メディアは、検索トラフィックの急激な減少に見舞われている。一部のケースでは、85%を超える下落が確認された。SEO企業Growtikaの調査によると、原因はGoogleのAI Overview機能にある可能性がある。この機能は検索結果内で自動的に簡潔なニュース要約を生成し、ユーザーがウェブサイトを訪問せずに情報を得られるようにしている。

2024年初頭から2026年初頭までのAhrefsデータの分析では、主要なテクノロジーメディア10社のGoogle検索結果からの月間トラフィック総数が、約1億1200万回から5000万回未満に減少したことが明らかになった。個別のメディアでは下落が顕著で、HowToGeek、The Verge、ZDNetは検索トラフィックの85%以上を失い、Digital Trendsは最大97%の減少を記録した。Mashable(約30%)とWired(62%)の下落は比較的緩やかだった。

研究者は、転換点は2025年半ばに訪れたと指摘する。この時期にGoogleがAI Overviewの適用範囲を拡大し、7月までに全検索クエリの約4分の1にこの機能が表示されるようになった。Growtikaは、問題がAI要約だけによるものではない可能性を強調している。Redditを上位に表示するアルゴリズムの変更や、ユーザーが従来の検索の代わりに利用するようになったチャットボットの人気上昇も影響しているという。

Googleはこの調査結果に異議を唱えている。同社の代表者は、サンプルが限定的であり、季節変動や消費者の習慣変化を考慮していないと述べた。視聴者はポッドキャストやフォーラムを選ぶことが増えているという。それでも、この傾向はメディア市場の大きな変革を示している。AIはジャーナリストを直接置き換えるわけではないが、彼らの視聴者を「横取り」する機会が増えているのだ。